土壌へのこだわり

保水力と水捌けのよさを両立した黒ボク土壌

一番大事なのは土壌がどのように作られているかです。それぞれの野菜に適した土壌がなければ、一級品の野菜はできません。当農園は黒ボク土壌に富士山噴火時のスコリアが混ざっており、適度な保水力と水捌けのよさを両立した土壌に、馬糞・鶏糞・ススキ・カヤを混ぜ込み有機土壌を冬前に作っています。馬糞・鶏糞の畑にはミミズやモグラが生息し、バクテリヤの住処となっています。

徹底した有機土壌による野菜つくり

野菜を育てるうえで、窒素・リン酸・カリは基本3代要素となります
馬糞・鶏糞畑は基本要素が少ない代わりにフカフカの土を提供してくれます。そこに、ススキやカヤと言った天然素材を加え、発酵させることにより基本要素の窒素・リン酸・カリといった野菜に必要な養分を有機により補うことが出来ます。当社は、有機無農薬を徹底し、高原野菜のポテンシャルを最大限引き出す土壌作りにこだわってきました。

微生物が元気になる土づくりへのこだわり

微生物農法にとって重要な土壌微生物。その働きは多岐にわたり、農作物の育成に必要な水と酸素の供給を助ける、保水性・排水性・通気性を備えた団粒構造の土を作りだすとともに、農作物の成長に欠かせない様々な栄養分を生み出します。さらに、病原菌の繁殖を抑える働きにより、病害を受けにくい土壌環境の醸成にも一役買っています。
特に、大森ファームでは黒土土壌に馬糞を大量に加えた有機土をベースに落ち葉、野菜カス、茅、を加え1年〜2年寝かした後、畑に持ち込み土壌作りをしています。毎年毎年、有機土を追加する為、連作障害や特定微生物といった農家ありがちな土問題を解決しています。
熟成土作りで大切なのは、ミミズの存在です。ミミズは土の養分や固形物を食べしっかり消化しフンとして出すときにはサラサラの土を排出します。ミミズが住みやすい土壌は、自然で化学肥料が無く天然モノである証です。

有機栽培? よく、有機栽培ですか?と尋ねられます。有機栽培農法ではあるものの、有機栽培認定農家ではありません。 「有機栽培」と言ってもよい農家さんは、JAなどの認定を受け認定書を持っている農家さんだけです。当大森ファームでは認定取得作業やコストといった時間や手間を野菜作りに投じていますので、残念ながら認定農園ではありません。しかし、認定農園以上の土づくりには自信があります。

20年来、牛糞・馬糞・鶏糞・魚粉・腐葉土をバランスよく入れ土壌を育ててきました。1年毎に畑を休ませ無農薬でありながら立派な野菜が育つように畑管理を行っております。

土にはたくさんの微生物が存在し
その恩恵を受けることで野菜は元気に育ちます。

そんな微生物の役割は、野菜に栄養を運ぶことや、病原菌から野菜を守ることです。しかし、その環境に化学肥料などの農薬を使用すると、多くの微生物は生きられません。その結果、野菜の栄養素は低下してしまう傾向にあります。だからこそ、大森ファームでは農薬を使用せず、微生物が生き生きとした土壌環境を大切にしているのです。 土を元気にし、元気な野菜づくりに必要不可欠な微生物。土壌環境の向上につながる存在です。土の中の微生物のバランスが整っていると、元気な野菜に育ちます。土の中にたくさんの微生物が生きているからこそ自信をもって多くのお客様に自信のある野菜をお届けできます。私たちは、土壌環境を徹底的にこだわり、野菜同様に、微生物とミミズを大切に育てています。